コミケ徹夜組問題、解決するにはコミケをやめるしかないと思うんだが
コミケで会場に前日入りして徹夜待機すると、めっちゃ叩かれるじゃん。
僕は、これを解決するにはコミケをやめるしかないって思ってる。
仮に徹夜がゼロになったらどうなるのか。
僕なりに考えてみた。正確性に欠けるが、参考にはなると思う。
1.じゃあ許される時間はいつなんですかね
コミックマーケット94のホームページを確認した。
開催時間は書いてあるけど、何時から並んでいいよって具体的な時間が書いてない。
友人に意見を聞いてみると、「始発からでしょ」って言われた。
じゃあ徒歩は?
近くに宿を取って徒歩で行ったらどうなるの?
徹夜がゼロになったら最速は徒歩になると思うけど。徒歩に始発は無い。
更に言うと、始発の到着時刻でも任意の時間でも、明確な待機開始時間を設定したら、数千人が同時刻に押し寄せることになる。周辺道路はパニックになること間違いなしだと思う。
だからあえて、運営は明確な開始時間をアナウンスしていないのではないだろうか。
2.交通機関が対応できない
正確な情報じゃないけど、某所によると深夜待機って数千人いるらしい。
wikipediaでりんかい線の車両について調べて乗車定員を計算したら、10両編成で約3,000人だった。めっちゃ満員になって乗車率250%として約7,500人。
現時点で始発列車は超満員。仮に7,500人が乗ってるとする。さらに上乗せで数千人が集まったらやばくないか?想像もしたくない。もはや始発列車とかじゃなくて、主要駅がいくつかパンクするのでは。
3.そもそもなぜコミケに早く行く必要があるのか
なんで早く行くことにこだわるの?徹夜とか始発とか。早起きはキツいし、並ぶのはしんどい。昼過ぎから行ったら待ち時間は少なくて済むし、人も減ってるから快適だよ。
それでも早く行く理由は簡単で、そうしないと買えないから。
すーーーぐ売り切れるじゃん。レアリティが高いとファンも頑張るし、転売屋も頑張るし。
もうさぁ、超大量の在庫を用意できる売り手以外、出展しなければいいじゃん。
午後から行っても買える。遠方に住んでいても通販で買える。何時間も並ばずに済む。早く行く必要がなければ、徹夜しなくていい。
徹夜をするのが悪なら、徹夜を強いる出展者は極悪だと思う。
レアリティの低い商品を売るだけじゃお祭りの意味が無い。
個人の出展者は無駄な在庫を抱える資金も倉庫も用意できない。
会場に搬入できるかどうかって問題もある。
出展者にそんな厳しい条件を立ててちゃコミケが成り立たない。
全部わかってる。
レア物無し、参加できるのは有力者だけ。そんなんじゃコミケは成り立たない。ただのアニメショップ・同人誌ショップである。
【徹夜を強いる売り手】を撲滅すれば、コミケではなくオタクショップ大集合祭りになる。
そんなんコミケじゃない。
限定商法。無名の個人でも出展できる敷居の低さ。この上に今のコミケは成り立っている。
じゃあ、徹夜を強いる売り手を撲滅して、徹夜の必要性を無くすには?
コミケやめるしかないじゃん。
コミケやめて、中止にするなり同人ショップ大集合祭りにするしかないじゃん。
4.終わりに
僕は、徹夜がOKだよって言いたいわけじゃない。コミケやめろって言いたいわけでもない。徹夜待機は許される行為ではないし、今のコミケがこれからも続いてほしいと思っている。
コミケのスタッフさんたちのおかげでコミケは魅力的なものになっているし、最善の状態で運営されているとも思う。
ただ、売り手・買い手の両方に問題があって、その上にコミケは成り立っている。
コミケの季節になると、徹夜組問題でTwitterが騒がしくなるけど、頭ごなしに「徹夜組を許すな!」って言ってる人が目に余る。買い手を叩いて済む問題じゃないんだよ。
もう少し考えてから議論してくれ。頼むから。