2018年、良くも悪くもHuaweiが目立っていた話
僕がアンテナを張っている方面の人たちが、2018年を振り返ってHuaweiについて言及しまくっているので、僕も思ったことを書く。
センシティブなことにも触れるので、いち個人の妄言だと思って読んでくれ。
Huawei(ファーウェイ)とは
中国の電子機器メーカー。めちゃくちゃでかい。世界ではSamsung、Appleと並ぶほどのスマホシェアを持っている。
日本でのHuaweiスマホ
元々Huaweiは、モバイルルーター(いわゆるポケットワイファイ)やAndroidタブレット市場で強さを発揮していた。
ここ1,2年、日本市場でのHuaweiスマホの成長には目を見張るものがあった。
最初はsimフリースマホを中心とした格安スマホ市場をメインに伸びていたが、2018年夏モデル頃からdocomo・SoftBank・auでも存在感を示し始める。
携帯販売ランキング(10月8日〜10月14日):総合ランキング、iPhone勢による独占を「HUAWEI P20 lite」が崩す (1/4) - ITmedia Mobile
圧倒的なカメラ性能で話題をかっさらったP20 proは、なんと国内でdocomo独占販売となった。auとSoftBankはその下位モデルとなる機種を販売。
通信キャリアがどれほどHuawei機種を欲していたのかが窺い知れる。
通信サービスの分野でも
3Gから4Gへと移り変わり、モバイル通信がより便利なものになったことは記憶に新しい。そして2020年、その次の世代である5G通信サービスが始まる。
サービス開始に向け、2017年頃から通信会社とHuaweiが協力した実証実験が行われている。Huaweiが日本の通信に大きく寄与したことは間違いないだろう。
NTTドコモとファーウェイ、5G技術の発展に向けた世界初39GHz帯での無線アクセスバックホール統合伝送の屋外実験に成功: 日本経済新聞
ファーウェイと、ロボットにおける5Gの活用に向けた実証実験に関する契約を締結 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
怪しい影
2018年の初頭、こんな記事が。
「Huaweiスマホを使うな」とFBI・CIA・NSAなど諜報機関の長官が警告 - GIGAZINE
中国メーカーというだけで購買意欲を失う人は一定数いるが、国家からこういう発言が出るとは思ってもいなかったので非常に衝撃を受けた覚えがある。結局、様々な圧力によってHuaweiはアメリカ市場から撤退することになる。
そしてその圧力の規模は拡大。アメリカは世界各国に影響を及ぼし、日本もそれに同調する結果となった。
2018年12月現在、世界各国からHuaweiは排除されつつある。
結局、何が悪いのか
真実かどうか定かではないが、こんな噂がある。
Huaweiは中国国家と仲良し、と。
破竹の勢いで成長してきたこの企業。
万が一にも中国国家のために行動を起こしたら。そのリスクは計り知れない。
Huaweiという企業の成り立ち、中国という国の性質を重く見たアメリカが動き出したのだろう。
それが良いのか悪いのか、僕にはわからない。ただ見守るのみである。
ちなみに
既に情報を盗んだとかスパイウェアを仕込んだとか一部で言われてるけど、まだやってないと思う…多分ね。個人的な考え。根拠はない。
ZTEも同じような状況になっているのに日本じゃ何も言われてないのは、存在感がないからだろうな…