『君死にたもう流星群』を読んだ話
Kindle端末を買った.。
気になってたやつ読むか。
で、何冊か買った。
そんで読んだのが、『君死にたもう流星群』
面白かったんだけど、面白い部分言うと全部ネタバレになりそうで怖いんだが。
公式ホームページに書いてある内容以上のことは書かないから、誰か読んでくれ。
まず、簡単にあらすじを。
ある日、何者かの手によって大量の人工衛星が墜落。それらは流星群となって燃え尽きた。
世界一美しいテロと呼ばれた事件だったが、幸いにして地上で死者は出なかった。
ただしそれは地上に限った話で。
この流星群には一人だけ犠牲者が存在した。
この作品のテーマは「夢」と「宇宙」。
って公式ホームページに書いてあるんだけど、
読み終えて心に残ったのは
「夢」と「後悔」。
といっても、後悔の描写はあまりなかったかもしれない。ただ、感情移入した僕が後悔の念にかられてしまっただけ。そのせいで強烈に「後悔」のイメージが残っているのかもしれない。
主人公は何事に対しても「コスパ」を気にする。
費用対効果。どれだけ頑張ったらどれだけの結果が得られるか。多分これは大人になるにつれてほとんどの人が行き着く考え方だと思う。
この作品はコスパの考え方について全力で説得してくる。本当に人生それでいいのかって。僕は説得された。
この作品、もう何年か早く出会いたかった……
人生が違う方向に傾いていたと思う。
そして何より、表紙の星乃ちゃんのことがめちゃくちゃ好きになった。好き。かわいい。好き。多分この本読んだ人みんなが好きになると思う。
読んでくれ。頼む。ラストのアレがアレしてアレするシーンがめっちゃ良いって話を誰かにしたいから。読んでくれ。頼む。